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インタビュー
UTSは、多くの中高校・大学の
国際教育プログラムをサポートしています。
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Interview 01
本校のグローバル教育はスタンフォード研修の導入から始まり、さらにその幅を広げるため2016年にオックスフォード研修を導入しました。日本だけでは完結しない社会を生きてゆく生徒たちに、国内外を問わず自分の能力を最大限に発揮できるようなスキルを身につけてほしい。それが本校のグローバル教育の考え方です。そのためには言葉の障壁も越えなくてはいけませんし、価値観の多様性も身につけなくてはなりません。これらを実践する場が海外アカデミック研修です。
国際的な感覚を知る、ということですね。英語の勉強ももちろんありますが、それ以上に日本と海外では物事に対する見方が違うのだということを感じ取ってほしい。それは誰かに教えてもらうのではなく、自ら体験して実感することが大切です。実際に、参加した生徒からも同じような意見が聞けるようになってきました。海外研修の目的は英語ではないと。これは結構浸透してきていると思います。参加した生徒や保護者からのアンケートをみると、海外研修に期待することは何かという質問に対し、当初は「英語力を高めたい」が上位項目でしたが、今は上位5項目に「英語」は入りません。若いうちから国際的な感覚を身につけさせたい、日本での生活だけではなかなか身につけることが難しいと言われる対話力を向上させたい、というような声が上位に入ります。
まず、オックスフォードは体験することのバリエーションが多いですね。午前中に英語を使った学び、午後はプロジェクトワーク、放課後は街を探索し、英語でジャーナルを書き、週末は小旅行に出かける、地元の家庭でホームステイし、バスを使って一人で通学するetc.個としての体験を積み重ねるわけですね。生徒からの意見をみると、プロジェクトワークの評価が特に高いです。プレゼンテーションの能力も年々向上してきています。研修に参加して、明らかに成長したと思える生徒が増えてきて、オックスフォードでの経験が日本の授業にも還元されていることを実感できます。
プロジェクトワークで伴走をしてくれるのがコンパニオンとよばれるオックスフォードの大学生です。将来の研究者の芽であり、世界を背負って立つかもれない人たちと出会っているのだという思いが、生徒たちに伝われば嬉しいですね。そして、さほど年齢の違わない彼らが、ここまで論理的に自分の考えを持っているのだとか、こういうことも言えるのだという刺激を与えてもらっていると思います。実際に、日本に帰ってから自らの意志で図書館通いを始めた生徒もいまして、ここにも良い影響がでていると思います。
英語学習なら学校内にネイティブの講師がいるし、プロジェクトワークをするなら留学生を校内に招いてもできるのではないか。海外研修導入の前には、正直こんな議論もありました。しかし実際に外に出てみると、生徒はすごく変わります。それは引率した教員にしかわからない実感かもしれません。本校の生徒は6年間、同じ仲間と限られた空間で生活をしています。井の中の蛙にならないよう外の世界に身を置くことにより、生徒の中にある考え方、価値観、勉強への取り組みが、確かに変わってきます。授業においては、新しい知識に対してより深く知ろうとしたり深く調べようとしたりする態度が、より顕著になりました。
何より現地オックスフォードでの手厚さは本当にありがたいと思っています。現地のオフィスがすぐ近くにあることも心強いですね。また、東京で待機をしている職員の方々にも、研修期間中ずっと細かくフォローアップをしていただけるので安心してお任せしています。海外研修についてはいろいろな業者からの売り込みが多いのですが、実際にお話を聞いていざこちらが深い質問をすると、聞きたいことに答えてもらえないこともあります。個人旅行ではありませんので安い高いではないのです。信頼できる方とプログラムを作ることが大切だと思っています。それから、UTSでは帰国した後も現地から講師が来日してフォローアップをしてくれるのは、大変意義深いです。先日はクレア講師に模擬レッスンをお願いしましたが、その場でお願いした4チームに対し、同じ内容なのに4回とも異なるアプローチの指導を瞬時にやってみせてくれたのは衝撃でした!能力の高い方ですね。
UTSよりひと言
オックスフォード研修が、帰国された生徒の皆さまの価値観や勉強の取り組みに変化をもたらしたと伺い、大変うれしく思っています。
これからも、オックスフォードのチームと一丸となり、さらに充実した研修を目指していきます。
Interview 02
中央大学杉並高校(以下中杉)では、1998年から20年以上にわたって英国オックスフォードで海外研修を実施しています。当初は7~8月にホームステイをしながら英語を学ぶプログラムで1~2年生が主な対象でした。私も引率で何回か同行したのですが、ある時、隣のクラスで行われていた「イギリス大学進学準備コース」の授業を見る機会があったんです。そこで行われていた生物とか、政治、経済の授業を見て、直感的に「これだ!」と思いました。かなり上級の英語力は必要かもしれないけれど、ここで教えている内容は全部日本の学校で教えていることと同じ。内容は難しくない。ならば、中級レベルくらいの英語でもついていける内容に作り変えてもらえたら、とUTSさんに頼んで一緒にこのプログラムを作り上げてきました。対象は大学入学を直前に控えた高校3年生です。
中杉は95%の生徒が中央大学から内部推薦をもらえる附属高校です。1月末には大学から合格通知が届き、3年生は2月中旬から授業もなくなります。この期間は本来、大学への入学準備をしなさいっていう期間なのですが、その時期にオックスフォードで学べたら、生徒にとっても「大学で何をすべきか」を考える、良い機会となるはずです。
また、2月のオックスフォードは大学が学期中というのも魅力ですね。ツーリストが少ない時期で、大学生たちが普通に学生生活を送っている。現役の大学生たちの活動を目の当たりにすることができるわけです。実際にオックスフォード大生とのセッションの機会も設けていただくので、そこで生徒たちは彼らが一流と呼ばれる所以をみてとることになります。彼らと意見交換をし、彼らの案内でカレッジの内部に入り、学生生活の様子を見たり、シーンと静まりかえった図書館の緊張感を味わったり。こうした経験を通じて生徒たちは「あ、自分も勉強したい!」「自分もこうなりたい!」と大いに刺激を受けることになります。
夏は語学研修でしたが、春休みに行うのは専門科目を英語で勉強する研修です。扱う科目は法律、ビジネス、数学、歴史、科学、生物、それに芸術。30名の生徒たちは10名づつ3クラスに分けられ、生徒の英語力に合わせた指導が行われます。
私も何回か授業に出ましたが、本当に工夫がされた内容だと感じています。化学記号を扱った時は、日本の教え方と違っていて「あっ、分かりやすい」という声、物理では映画を使いながらの授業に「おー、そういうことだったんだ!」というつぶやきが聞こえてきたり。難しい単語ばかりが出てきて、わかるはずないって思うのに、生徒たちからは「わかりやすかった」という返事が返ってきます。生徒たちが一番欲しがっていて刺激されるのは、自らの力で発見し確認すること。英会話ではないんですね。「あっ歴史はそうか、十字軍がきた時はこうだったんだね。」そして「その時、日本は何をしていたんだっけ」 こんな会話が聞こえてくると、これは彼らにとってすごい発見なんじゃないかと思ったりします。
研修の最後は、グループ単位で英語のプレゼンテーションを行います。プレゼンの準備は日本出発前からスタートします。グループで調査研究を進め、テーマに沿って議論も重ねます。プレゼンのテーマは、まさに大学でも学び続けたいなと思っている題材であることが多く、それをオックスフォードで2週間をかけ、先生方の指導を受けながら練り上げてゆきます。プレゼンの前日になると、私は「一体何を伝えたいのか」、「どう次のステップに持っていくつもりなのか、はっきりせよ」と生徒たちにハッパをかけます。結果としてそのプレゼンが失敗したと思っても、自分たちはこれだけ真剣に考えてきて、これがベストだと思うことを堂々と言えること、そして最後に先生方から「よくやった!」と褒められること。その過程こそが彼らの自信に繋がってゆくのだと思います。そして実際に、小さなプレゼンテーションではありますが、この経験が大学入学後に大きく花開いてゆくことになります。
日本出発前の子供たちと、帰ってきたときの顔は全然違います。たった2週間なのに。これって、成長・自立以外の何物でもありません。日本にいたら2週間で自立なんて無理な話ですが、オックスフォードにいる間は、何でも自分で決めなくてはなりません。何を食べるのか、行くのか行かないのか、迷子になったら誰にどのように助けを求めるのか、「Yes」なのか「No」なのか。2週間あの場所で、一人で生活した、一人で決めた、一人で解決できたという自信は大きいと思います。
さらに、大学入学後もオックスフォードの経験者たちには嬉しい変化が出てきます。大学に入ったら普通は「さあ、大学生活を謳歌しよう」ってなると思いますが、彼らはすぐに動きだします。休学して2か月アジア青年の船に参加し、世界のために自分に何ができるかを考える子、地域政策に興味を持ち、色んな役所を回って手伝いをして、提出した企画案がいくつか採用されたという子 etc. もしオックスフォードの経験がなかったら、海外に出るのもおっかなびっくりだった生徒たちが、こんな風に変わることはなかったと思います。
私は中学生を対象とした入試説明会で話すことがあるのですが、入学前なのに「中杉に入って高3になったら、オックスフォードプログラムに参加したい」と中学生からよく言われます。また、中央大学に進学した子が、大学の教授から「中杉はオックスフォードプログラムがあるからすごいね」って言われたと報告してくることもあります。それだけ経験者が大学で活躍してくれているのだと思います。
中央大学の中でも評価され、中学校にもこのプログラムの存在が広まっているとすれは、プログラムを作った甲斐があると同時に、この10年でここまで出来たことはすごいと思っています。学校内でコツコツと積み上げてきた土台があり、次なる段階を目指そうとする子どもたちがいればこそ、出来たことだと思います。
何よりもあのオックスフォードという街。ただそこにいて、触れるというだけで身体に入り込んで来るような、圧倒される歴史的なその街並み。ここで2週間ホームステイをしながら住民として生活が出来ることの意味合いは大きいですね。町全体はこぢんまりとコンパクトにまとまっていて、ロンドンからの距離もちょうど良い。引率教員が生徒30名を把握しやすい大きさ、生徒たちが自由に歩き回るにも手頃な広さなので、とてもやり易いですね。何より、歴史も教育の場も直に感じられる、そういう真っただ中にいられる。オックスフォードは理想的な研修場所だと思います。
それから、送り出してくださる保護者の方への責任として、見守りつつも安全性を確保して子供たちにチャレンジをさせるのも大切なことです。UTSさんには毎回、ベテランのコンダクターをつけていただいているので、その点で心強い限りです。UTSはオックスフォードに根差したCIEという現地組織を持ち、教育ってものにとても熱心で、旅行会社だけれども教育機関なんだということが良くわかります。
研修を通して子供たちに期待すること。それは時間とお金と自分の意志を無駄にしないこと。同年代が受験の真っ只中にあって、先を考える余裕もないそういう時期に、自分は中杉の3年生として、将来を描きながら大学での学びだとか、大学生活の準備をこの時期にできるということ、で自分がやりたいと手を挙げたんだから、是非その時間と自分の意志を大事にしてほしいと思います。大学の入学金や授業料で出費がかさむ中、行っておいでって言ってくれた親御さんのことを考えれば現地で自分がやるべきことはわかっているはずです。勇気をもってたくさんチャレンジして、たくさん失敗して、たくさんやり直して、工夫して、とことん調べてしゃべって、質問して、たくさん泣いて、たくさん笑って帰ってきてほしいと思っています。それがお金を有効に使うということで、英語力をつけるとかそんなことでは全然ないんです。現地で節約しようなんて考える必要もなくて、今エクスカーション行っといたほうがいいんだと思ったら、絶対行った方がいいんですね。今回はロンドンへ行ってみよう、お金はこれだけかかるけど、と思ったらそれを使わせてもらった方が絶対いいんですね。その何十倍も稼ぐようになるから。返せるようになるから。親はそれを返してほしいと思って送り出してる訳じゃない。とにかく時間もお金もそして自分がやりたいと思ったその気持ち自体も有効に使ってほしい。それが必ず、彼らが生きる糧になるはずだと私は確信しています。
UTSよりひと言
20年以上の実績を重ねてきた中央大学杉並高校のオックスフォード研修。この研修への参加をきっかけとして、社会で活躍をされているみなさんの姿を見ることは私どもの誇りです。さらに高みを目指し今後のプログラム作りに励んで参ります。
取引先実績
UTSは創業以来、数多くの学校法人の海外研修をサポートしています。
法政大学 / 獨協大学 / 明治大学 / 成城大学 / 杏林大学 / 一橋大学 / 東京学芸大学 / 埼玉大学 / 東京経済大学 / 中部大学 / 明治薬科大学 / 東京女子大学 / 川村学園女子大学 / 東京工科大学 / 尚美学園大学 / 桜美林大学 / 東邦大学 / 東洋大学 / 長崎県立大学 / 恵泉女学園大学 / 流通経済大学 / 専修大学 / 信州大学 / 十文字学園女子大学 / 工学院大学 / 愛知学院大学 / 中央大学杉並高等学校 / 法政大学中学高等学校 / 法政大学第二中・高等学校 / 法政大学国際高等学校 / 藤村女子中学・高等学校 / 聖学院中学校・高等学校 / 工学院大学付属高等学校 / 東洋大学付属牛久高等学校 / 浅野中学・高等学校 ほか
*順不同
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